京都に春の訪れを告げる 城南宮のしだれ梅

京都に春の訪れを告げる 城南宮のしだれ梅

茶谷 匡晃

22.03.10

茶谷 匡晃

寒さのピークも過ぎ、京都では春の兆しがあちらこちらで見られるようになってきました。
2月から咲き始める白や淡いピンクの梅は真っ先に春の到来を感じるものの一つです。

京都市内でも多くの梅の名所があります。
北野天満宮、二条城、隋心院などお気に入りの場所に春を見つけに出かけてみましょう。
そんな梅を楽しめる数ある名所の中で、今回は京都市の南に位置する城南宮の梅をご紹介します。

地下鉄烏丸線の竹田駅、そこから約15分ほど歩くと城南宮にたどり着きます。
また、京都駅の八条口からもバスが出ています。

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城南宮は平安遷都の際に創建されたとされています。京都にある御所の裏鬼門を守る神として方除けや厄除けの神として信仰されるようになりました。現在でも転居や旅行の厄除けから転じて交通安全の神様としても多くの信仰を受けています。毎年7月には車での茅の輪くぐりが行われています。

手水所で手を清めて朱色の鳥居をくぐると右手には淡いピンクのしだれ梅が出迎えてくれます。参拝した多くの人が足を止めて誇らしく咲いた梅を写真におさめていました。

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社殿を取り囲むように、神泉~楽水宛~は、春の山、平安の庭、室町の庭、桃山の庭、城南宮離宮の庭、と5つ庭から成り立っており、150本をこえるしだれ梅が植えられています。

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また源氏物語花の庭では「源氏物語」に登場する80以上の植物をはじめ、様々な種類の草木が植えられていて初春のうららかな朝の光に照らされている姿を楽しむ事が出来ます。
この季節は椿や三つ葉つつじなど見ごたえたっぷりの花木に迎えられて季節が進むのを感じられそうです。

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今年の冬は各地で大雪が降り、コロナの影響もあり厳しい時間でしたが、淡いピンクのしだれ梅を見ると暖かい春への希望が膨らみます。スマホや写真を片手に春を感じる淡いピンクの花のシャワーを撮りに出かけてみましょう。

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城南宮のホームページには日々の梅の開花状況が更新されています。

城南宮
〒612-8459 
京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
9:00~16:30 (受付は16:00まで)

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