2022年は寅年 可愛いトラに逢える寺社にお参りして幸運に満ちた1年を

2022年は寅年 可愛いトラに逢える寺社にお参りして幸運に満ちた1年を

冨岡 ちづこ

21.12.27

冨岡 ちづこ

私の実家では年の瀬に干支の置物を飾って新年を迎える習慣がありましたが、皆さんのお宅はいかがでしょうか?

干支の置物は縁起物であり、1年間お家の安全を守ってくれる意味があると言われています。師走になると人形店や百貨店などの特設コーナーにはさまざまなデザインの干支飾りが並び、お気に入りを選ぶのもまた楽しかったものです。

2022年は寅年。今や100円ショップでも買える干支飾りですが、京都のお寺や神社ではさまざまな動物モチーフのおみくじが500円ほどで引けることを思い出し、可愛らしい虎の飾りを手に入れるべく出かけました。

今回は、虎のおみくじがある2つの寺社を紹介します。

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まずは嵐山の南にある松尾大社です。地元では"まつお"と呼ぶエリアですが、こちらの神社、正式には「まつのおたいしゃ」と言います。四神に守られる平安京の西の方角を守護する白虎。そこにあたるのが松尾大社です。

早々に拝殿には大きな絵馬が掲げられていて、すっかりお正月の雰囲気です。

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松尾大社といえばお酒の神様でもあり、全国からお酒や醤油造りなどに関わる方々がお参りに来られます。
また、境内に湧く「亀の井」の水を醸造の際に混ぜるとお酒が腐らないと言われています。このお水を持ち帰るためのボトルも買えますよ。

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そして、こちらで引けるのが白虎のおみくじです。かわいぃー!
なのですが...、私が訪れた12月半ばすぎには「申し訳ないです、次回はお正月に入ってきます」と。まさかの品切れでした。

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せっかくなのでカッコイイ虎の御朱印をいただきました。書き置きですが参拝日も入っています。
昭和を代表する作庭家、重森三玲の遺作として知られる庭園など、見どころも多く、境内にはお蕎麦のおいしい茶屋もありますが、次なる虎みくじを求めて神社を後にしました。

松尾大社は、京都のメインストリートである四条通の西の突きあたりに位置しますが、今度は東端の祇園まで、京都バスでのんびり向かいました。63番に乗って「四条京阪前」まで1時間弱です。

バスを降りると祇園の花街を抜けて建仁寺へと向かいます。
目指すは境内塔頭の両足院です。

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両足院にある毘沙門天堂には、狛犬ではなく毘沙門天の使いである虎が両脇に構えています。
昔は「祇園の縁結び」として、芸舞妓さんがよくお参りされていたそうです。
松尾大社の白虎みくじは有名過ぎてタイミングを逃しましたが、こちらでは、たくさんの虎みくじが顔を見上げて並んでいました。

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手作りなので微妙にちがうお顔の中から好みのタイプを物色。
おみくじは底のヒモを引くと出てきますが、そのまま実家の父に持ち帰りました。
1年の健康と、阪神タイガースの優勝を祈願して。

今回ご紹介した松尾大社と両足院の他にも、京都の神社やお寺には動物をモチーフにしたおみくじがたくさんあります。うさぎ、かえる、鹿、いのししなど、どれもかわいく個性的なものばかりです。
お気に入りの動物おみくじを見つけに京都のお寺や神社を訪れてみてください。

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