青空のもと秋風に揺れるコスモス 京都府立植物園
例年に比べて暑かった10月ももう半ば。
ようやく季節が進み秋が深まっていきそうです。秋の訪れを告げる花と言えばコスモス。白やピンクの可憐な花が見ごろを迎えています。今日は京都市営地下鉄、北山駅のすぐ近くにある京都府立植物園のコスモスをご紹介します。
京都府立植物園が開園したのはなんと今から100年近くも前の1924年(大正13年)。日本で一番古い公立の植物園です。園内にある植物の数は約12,000種類、広さは約240,000m2で甲子園約6個分の広さだそうです。春は桜、さつき、夏はあじさい、ひまわり、秋は菊、紅葉、そして冬はポインセチアや椿など、季節ごとに様々な花を楽しむ事が出来ます。
そんな京都民の憩いの場、府立植物園で10月に入りコスモスが秋の青空に揺れています。
京都府立植物園内でコスモスが楽しめる主な場所は3か所。
1か所目は地下鉄北山駅の3番出口を出てすぐ、北山通り沿いにある北山門から園内に入ってすぐのところにあるプランターに植えられたコスモスです。きれいに並べられたプランターに白や淡いピンクのコスモスが咲き誇っています。
2か所目は北山門正面の噴水を越えて南へ歩いていくと別の噴水があり、その南側の沈床花壇の近くに見ることが出来ます。午前中には花木に散水されている時があるので、秋の日差しと水分をあびるコスモスに虹がかかる瞬間も見られるかもしれません。
3か所目はその近くにあるばら園を越えて洋風庭園の西側にあります。丸い形に植えられたたくさんのコスモスがあり、オレンジ色をしたキバナコスモスも咲いています。
京都府立植物園は比較的人も少なく、写真を撮りたい人にはゆっくりと撮影が出来るのでおすすめの場所です。コスモスの見頃は通常9月下旬から10月下旬です。
毎週土曜日の午後には職員によるガイドツアーも開催しています。また7名以上のグループで来園する場合は、事前に申し込めば植物園のボランティアガイドに園内を案内してもらえます。(事前に開催の有無を確認してください)
これから天気の良い日が多い秋本番に向けてコスモスやバラなど色鮮やかな花木を楽しみ、澄んだ空気を満喫しましょう。
京都府立植物園
入園時間 9:00-16:00 (17:00閉園)